＋＋写真編集者のよもやま話＋＋

好きな感じを知る

今やインスタグラムやTwitterにはうまい写真が溢れていて、

みんなすごいなぁと思うのだけれど、

自分が好きな感じの写真と、ウケる写真っていうのは

確実に違うんですよね。

とはいえ、自分は一体どんな感じの写真が好きなのか、

なかなか客観的にはわからない。

そんな迷いのあるままRAW現像をすると、

彩度あげてみたり、下げてみたり、ハイキーにしてみたり、やっぱ暗くしてみたりと、

迷宮に入ってしまうんですわ。

そこで、頭の中を整理してみようと、思いつく言葉を列挙して、

どっちが好きかまるをつけていってみました。

明るい　暗い

ハイキー　ローキー

冷たい　暖かい

ハイコントラスト　ローコントラスト

青い　黄色い

すっきり　ごちゃごちゃ

儚い　強い

子ども　大人

かわいい　かっこいい

明瞭　ぼんやり

クリア　濁った

濃い　薄い

なるほど、自分は露出が高めで、青っぽくすっきりした写真が好きなのか。

その時の気分やマイブームにもよると思うのですが、

今はこういう気分。。。

とはっきりしてきたわけで、それに見合う写真セレクトと、現像をしてみました。

うん、なかなか好きな感じ。被写体によっても違うし、その日の天気や気分でも違うけど、自分の好みを知るヒントになるので、いいかも、と思った次第です。

やみつき雪ストロボ

明日は都内でも雪は降るとか、降らないとか。

もし雪が降ったら、夜にストロボを使って撮影すると楽しいです！

そんな話を、年末の写活より。

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毎年恒例になりつつある、高校の同級生との部活（撮影会）。

年末は大掃除やら家族との食事やら買出しやら神棚掃除やら。。。

各家庭、大忙しで、写真撮りに行くなんて顰蹙！となりそうなものですが、

この部活は真夜中に行うので、家族の誰にも迷惑をかけません！

飲むことと、眠る時間がないことさえ我慢すれば、すべての家族行事をクリアしつつ、

写真を撮れるという盛りだくさんのイベントです。

そして今回も、夜の1０時に集合。

曇りがちだったので星空は期待できず、それならいっそ、雪が降っているところへGo！

ということで、関山神社に行くことにしました。

なかなかの風格、そしてすごい雪。

鳥居の向こうへ行きたいのですが、雪が深すぎて、踏んでも踏んでも全然道ができません。

どうする。。。？

って話し合っていたら、別の場所でスキー＆スノボを撮影していた完全防備の隊長がやってきて、ラッセル車のごとく道を作ってくれました。

はい、お約束のお互い撮り合い。

ストロボを使って雪を写し止めると、華やかな写真になります。奥の社にピントを合わせると、手前の雪がボケて大きく。
　　　　　　　　ストロボあり　　　　　　　　ストロボなし

いつも付き合ってくれてありがとう！

地元の同じ趣味を持った同級生って

いいな〜と思う年末行事でした。

月の出を撮る

Canon EOS 5D Mark IV, sigma 12-400mm,400mm, 1/200, F5.6, ISO 1600

日の出や日の入りはよく撮るけれど、月の出と月の入りってあんまり撮りませんよね。

満月を撮ると、大抵真っ暗な空に白飛びした丸いものが写る感じで、月撮影は難しいと思われがちですが、実は風景と月の露出差が少ないタイミングがあって、その時は撮影チャンスなんですよ。そのタイミングとは、月の出が日没時間の前後であること。風景も太陽光で明るいので、月が白飛びしてしまうことなく捉えることができます。

なおかつ、満月は必ず東の空から昇るので、都内より西から撮るなら、都会から昇る月を捉えるチャンス。

こんな風にビルの間から上がってきます。できるだけ望遠で、圧縮効果を使って月を思い切り大きく、手前のビルと絡めて。

あと、星景撮影では露光時間を長くして星をできるだけたくさん写し込みますが、月はでっかいので、露光時間が長いとめちゃめちゃ動いた軌跡が目立ち、ブレた写真になってしまいます。ですので、ISO感度を上げて、シャッター速度を速めにして写し止めるんですよ。要は、三脚を使わなくても撮れるわけです。

完全に昇りきったら、少し引いて風景と絡めて撮るといいと思います！

これ以上月が昇ると、風景から離れてしまうので空が多くなり月の存在感が弱まって構図的に難しく、また輝度差が大きいのでHDRとかの処理が必要になります。

本を出版しました！

本に掲載した写真の１枚。星空を見ている視界そのままで、結構気に入っています。


念願だった、写真の撮り方の本を出版させていただきました！
https://www.amazon.co.jp/まるごとわかる-デジタル一眼レフ-ミラーレ…/…/4528021862

写真本の編集の仕事をしていると、

友だちに写真の撮り方を聞かれることが多いのですが、

ほんのちょっとアドバイスするだけで、

みるみる上手くなっていくのを見るのがすごく嬉しくて！　

そんなヒントをまとめた１冊です。

（ので、朝から晩までバリバリ写真を撮っている皆さんには必要ないですw）

もともと、キャンプ写真の撮り方の本を出したかったのですが、

自分の知名度と、キャンプという限られたジャンルで本を出すのが難しく、

子どもの成長写真とちょっと風景、という

なんだか自分ん家のアルバムのような１冊になってしまいました＾＾；

でも、まだ小学生のお子さんがいるご家庭には、

きっと役立つ情報があると思います。

そして、本を出版できたのは、高校の同級生Hちゃんお仕事力と人間力のおかげ。
友達にはいろんな形があるけど、同じ志を持って、

同じ方向を見て歩けるパートナーみたいな友達がいること、

本当に幸せだな〜って思います。

あとがきにその感謝の気持ちを書いたら、

彼女に「いらなくない？」とばっさりカットされました（笑）

書店で見かけることがありましたら、

ぜひご覧いただければ嬉しいです。

ムスメのクリスマスケーキ。

今日は珍しく息子の部活がオフだったので

家族そろってクリスマスイブらしい夕食でした。

ムスメのお菓子作りの腕前が相当なものになっており

今日も朝からひとりで買い出しに。

鼻歌を歌いながら

なにやら一生懸命作っていて、

気づいたらこんなケーキが出てきました。

「スポンジの湯煎はどの鍋でしたらいい？」

とキッチンからムスメの質問。

え、スポンジって湯煎するの？？？

もはやお菓子づくりに関しては

ムスメの質問の意味すらわかりません（笑）

いい香りが漂って、

スポンジもふっくらうまく焼けました。

めちゃめちゃおいしかったです。

ありがとう、ムスメ。

　サンタさんは小学生まで、ということらしいので

今年でサンタさんが来てくれるのもおしまい。

「図書券、4000円〜」

最低価格つきのお手紙でした。

バラバラな時間が多くなってきて

家族が全員揃うことの幸せを

ひしひしと感じます。